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作者の旅行記。 旅先で出会ったものはすべて人生のドラマです。

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2024/04/20 21:38 |
【インド編】九死に一生を得た

India Varanasi

聖地バラナシ。


迷路のような小路を歩いてるとき、その出来事は起きた。



パートナーのもっちが後ろを振り向いた。



すると、顔色が変わり「危ない!」と声を出した。

なんだ!?と後ろを向くと…


匹の牛がこっちに目掛けて突進してくるのではないか。
しかも成牛だ。かなりでかい。

気がついたときはその距離は1メートルぐらい



無意識にその突進を交わした。
まさに間一髪!!
どこからその力が出たのか今の自分でも謎だ。
それが火事場の馬鹿力とでもいうのだろうか?

交わすとき牛の地響きがハオの足から伝わる。
踏まれなかっただけでも運が良かった。

安心したと思ったが、それはつかの間。




牛は向きを変えて、再び俺のところに突進しはじめたのだ!!

なんで!?
俺がなにをした!?

と考えている内に、体が自然に逃げていた。

我にかえったとき気がついた。



隣にインドの子供がなぜか一緒に走っていることを。
その子供は10代前半ぐらいだ。

なんで、お前も逃げているんだ?

すると、その子供は建物の中に入り込んだので、一緒に入ることにする。




牛はその建物をスルーしてどこかに去った。



全身の緊張が一気に解き放たれた。
本当になぜ狙われたのか意味が分からない。
服は派手じゃないし、牛になにもしてない。
虫の居所が悪かったのだろうか?

それにしてもその子供はなんなんだ?
牛はその子供を狙っていたのか?
それとも俺を安全な場所に誘導してくれたのか?


子供ははぁはぁ…と胸に手を押し当てながら息をしている。


俺も激しい息をしていたが、その場面を見て「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」思わず笑ってしまった。
なぜ笑いたくなったのかは分からないが、思わず笑ってしまった。
その子供の肩に手を置いて「面白かったなあ」と日本語で言って、もっちのところに戻った。

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2008/11/30 17:55 | Comments(0) | TrackBack() | インド

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