Nepal Pokhara
晩飯の帰りだった。
時計の針は21時を指している。
泊まっているゲストハウスまで徒歩15分ぐらいの距離だが、
その間にオレンジ色に輝いている街灯がすごく少ないので
暗闇だった。
街灯の月の光をたよりながら進むしかなかった。
犬の鳴き声もしたし、どこからなのか分からないので余計怖かった。
すると、前に人が通っていることが見えた。
ハオはその人が見えなくなるまで警戒した。
突然殴られたり、銃を突きつけられることもあるということを
イメージしていたからだ。
しかし、本当に暗闇だった。
うぉっ!!
突然目の前に自動車のスピードをゆるめるための
障害物にぶつかりそうになったこともあった。
1メートル先まで見えないのだ。
途中、道路に穴があいて水溜りができているところに
足を踏み入れてしまったり
次から次へなにが起きるのか分からなかった。
ほぼ勘にたよりながら、ゆっくりとした歩調で歩くことにする。
ようやくゲストハウスに到着。
15分ぐらいの距離が30分以上かかった気がした。
オーナーからも心配されていたが、ひどく安心する
ハオの顔を見て笑っていた。
もうこんな暗闇ごりごりだ・・・
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