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作者の旅行記。 旅先で出会ったものはすべて人生のドラマです。

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2024/04/24 19:07 |
【フィリピン編】歴史が誤解されている!?
Pilipinas Manila

家に泊まらせてくれたフィリピン人のマリアの父さんが一緒に
マニラを案内してくれ、サンアグスチン教会を観光した。


サンアグスチン教会は1599年から1606年に建築されたもので
イントラムロスにあるフィリピン最古の石造りの教会で,
世界遺産に指定されています。


この教会にキリストが処刑されるまでの歴史を順番に
説明してある絵がいくつか貼ってある。



マリアの父さんが絵の説明をしてくれた。



上記は昔のフィリピンを支配した国の宣教師が
宗教を広めようと日本に訪問したときに処刑された絵
だ。


しかし、ハオはその絵のおかしい所に気がついた。
パートナーの翔も同感だった。


これと


これである。

上の絵では辮髪(べんぱつ)」だし、満洲人が中国全土を支配していた
時代(清代)に被支配者である漢人に対し「服従の印」として強いていた髪型だ。

下の絵ではこのような刀は中国に比較的多い形状だ。


逆にそのときの日本人の武士ってちょんまげだったし、
刀も中国のように曲がっていない。


もしかして、歴史が誤解されている・・・?という気がしたので、


翔と二人でマリアの父さんに日本の侍について説明した。
マリアの父さんはビックリしていたようで真剣に話を聞いていた。


当時はもしかしたら、フィリピンを支配した国の宣教師が日本に訪問するつもりが
間違って中国に訪問して処刑されたということかもしれないと思った。


しかし、翔いわく
当時フィリピンでは侵略者スペインが中国とも交易やってたし
日本人も中国人みたいな格好してたと勘違いしたのかな
と言っていた。

当時スペインはカトリックを悪用して征服したい地へ宣教師を送り、
キリスト教の何たるかを説き地元の人々を洗脳したあと兵士を送って征服。
それを見聞きした日本はわが国も征服されるかもしれないと危惧を抱き
キリスト教への迫害や取締りを強化した。
殺しは良くないけど当時の日本を守る方法として、また結果として以上の
様に洗脳や征服されなかったおかげで日本の文化は今まで残ることが
できたともいえるとね。
しかしほとんどのフィリピンはキリスト教徒だから怪訝そうな顔をしてた。
現地の学校ではキリスト教にとって都合のいいことしか教えないから
だと思ったよ。


歴史問題はやっぱり双方向の立場や視点に立って
考えた方が整理しやすいかな。



歴史問題は複雑だなと思いました。

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2009/02/14 02:19 | Comments(0) | TrackBack() | フィリピン
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