Nepal Tadapani
ポカラからタダパニまでトレッキングした。
当時のハオはタダパニがどういう所か分からなかったし、
近くの山を登る程度だろうという甘い考え方を持っていた。
その考え方が地獄を見るとはこのときに思ってはいなかった。
ハオの装備は実に軽装であった。
山の愛好家から見ると、山をなめているのかと
怒られそうな軽装であった。
サンダルでしかも朝は少ししか食べていなかった。
ガイドのSuku(シュク)と一緒に登ることになった。
彼は少し日本語をしゃべれる。
ハオと同じ年齢だ。
とても長い道のりを歩いていて、いつまでも目的地に着きそうもない。
3時間ほど、足が痛くなってきたハオはSukuに何度も
「まだかい?」と聞いた。
Sukuは「モウ少シ」と答える。
1時間過ぎた。
地平線が見える所に出た。
周りはただ広く、山々に囲まれている水田の真ん中を歩いている。
この景色は美しかったが、果てしない道だ。
歩いても歩いても同じような景色が続いているような感じがした。
更に1時間過ぎた。
しびれの切らしたハオは
「まだ?」
と尋ねるが、Sukuは
「モウ少シ」
と笑いながら同じ答しか言わない。
「あのなぁ…
2時間前、もう少しと言ったじゃん。
どこがもう少しなんじゃー!」
と突っ込んだが、
「モウ少シ、モウ少シ」
と笑うSuku。
合計6時間。
もうどうでもえーよ。
足がブルブル震えてきた。
Sukuの足が止まる。
「ココカラ 山登リダヨ」
「冗談でしょ!!!」
とハオはマジで切れそうになった。
本当に拷問に近かった。
昨夜、雨が降ったらしく石の階段はすべる。
サンダルなので、すべりやすくなっている。
そして、朝からあまり食べていなかったのですごい空腹で力が入らない。
意識が無くなりそうだった・・・。
上記の写真を見て分かると思いますが、
霧の彼方から歩いてきました。
↑彼がsuku。過酷な山登りも慣れていた。
山登りは2時間ぐらいかかった。
宿を出発してから合計8時間。
ようやくゲストハウスに着いた。
よくここまで登れたな…と充実感を覚えるハオでした。
そして、sukuに
「日本は便利な物が一杯。
だから、日本人は体力が衰えるんだよね。
このトレッキングをして、大事なことはなにかを教わったよ。」
と言うと、にっこり微笑んだsuku。
ポカラからタダパニまでトレッキングした。
当時のハオはタダパニがどういう所か分からなかったし、
近くの山を登る程度だろうという甘い考え方を持っていた。
その考え方が地獄を見るとはこのときに思ってはいなかった。
ハオの装備は実に軽装であった。
山の愛好家から見ると、山をなめているのかと
怒られそうな軽装であった。
サンダルでしかも朝は少ししか食べていなかった。
ガイドのSuku(シュク)と一緒に登ることになった。
彼は少し日本語をしゃべれる。
ハオと同じ年齢だ。
とても長い道のりを歩いていて、いつまでも目的地に着きそうもない。
3時間ほど、足が痛くなってきたハオはSukuに何度も
「まだかい?」と聞いた。
Sukuは「モウ少シ」と答える。
1時間過ぎた。
地平線が見える所に出た。
周りはただ広く、山々に囲まれている水田の真ん中を歩いている。
この景色は美しかったが、果てしない道だ。
歩いても歩いても同じような景色が続いているような感じがした。
更に1時間過ぎた。
しびれの切らしたハオは
「まだ?」
と尋ねるが、Sukuは
「モウ少シ」
と笑いながら同じ答しか言わない。
「あのなぁ…
2時間前、もう少しと言ったじゃん。
どこがもう少しなんじゃー!」
と突っ込んだが、
「モウ少シ、モウ少シ」
と笑うSuku。
合計6時間。
もうどうでもえーよ。
足がブルブル震えてきた。
Sukuの足が止まる。
「ココカラ 山登リダヨ」
「冗談でしょ!!!」
とハオはマジで切れそうになった。
本当に拷問に近かった。
昨夜、雨が降ったらしく石の階段はすべる。
サンダルなので、すべりやすくなっている。
そして、朝からあまり食べていなかったのですごい空腹で力が入らない。
意識が無くなりそうだった・・・。
上記の写真を見て分かると思いますが、
霧の彼方から歩いてきました。
↑彼がsuku。過酷な山登りも慣れていた。
山登りは2時間ぐらいかかった。
宿を出発してから合計8時間。
ようやくゲストハウスに着いた。
よくここまで登れたな…と充実感を覚えるハオでした。
そして、sukuに
「日本は便利な物が一杯。
だから、日本人は体力が衰えるんだよね。
このトレッキングをして、大事なことはなにかを教わったよ。」
と言うと、にっこり微笑んだsuku。
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まぁ、おかげでだまされ続けたが、達成感は大きいものだったよ。